最近注目を集めている投資の1つに「トランクルーム投資」があります。
利用者にとっては、季節によって不要なものや自宅に置けないものなどを収納するスペースとして便利なサービスですが、投資する側にとってはどんな特徴があるのでしょうか。
不動産投資に興味のある方も!知りたいトランクルーム投資の基礎知識
トランクルームとは、倉庫などの収納スペースを貸し出して収益を得る投資をいい、土地や建物などの不動産投資に比べて低コストで始めることができます。
経営としてトランクルーム投資をする際の基礎知識を知っておきましょう。
初期費用
トランクルームには大きく分けて、"空き地にコンテナを置き収納スペースとして貸し出す"「屋外コンテナタイプ」と、"1つの空間をパーテーションなどで仕切って複数の収納スペースとして貸し出す"「屋内トランクタイプ」があり、費用は状況によっても異なります。
スペースにもよりますが、屋内トランクタイプは200~800万円程度、屋外コンテナタイプはコンテナ1台が約100万円×台数と考えればよいでしょう。
1度設置すると維持費はほとんど発生しないというメリットがありますが、設備の補修費や屋外コンテナの塗り替えなどのメンテナンス費用がかかることがあります。
経営方式
■自主運営
トランクルームの設営、利用者の募集、金銭の管理などを投資家がすべて自分自身で行います。
運営業務については、委託手数料を払って管理会社に委託するケースもあります。
■フランチャイズ
フランチャイズ会社に加盟して、ロイヤリティを支払う代わりに本部のサポートを受けながら運営できます。
経験がなくても始められるのがメリットです。
■一括借上
所有する土地や空きビルなどを運営会社に貸し出して賃料を得るシステムです。
稼働率に関わらず一定の収入が入るので安定した経営はできますが、稼働率が上がっても決まった賃料以上受け取れず、将来的に賃料の値下げが行われる可能性もあります。
契約内容はよく確認しましょう。
不動産投資と同様コツがある!トランクルーム投資で失敗しないためには
市場調査を念入りに
トランクルームの立地条件はもっとも大切です。
まず「建築基準法」「都市計画法」などの用途地域の制限がなく、設置できる場所かを確認しましょう。
経営的には"周辺の世帯数が多い""荷物を運ぶため車が利用しやすい""認知されやすい"場所であることがポイントです。
経営方式の選び方を慎重に
どのような経営方式を選ぶかで収入は変わるので、あらゆるケースでの収支計画を立てましょう。
フランチャイズ会社に加盟したり運営委託したりする場合は、安心して任せられる会社なのかをじっくり見極めてください。
設備を充実させる
利用しやすいトランクルームであることが1番大切です。
荷物の運び入れがしやすい駐車場、屋内ならエレベーターなどの設備は必要です。
セキュリティ対策も万全にしておきましょう。