不動産投資を検討している人のなかには「太陽光発電投資も検討していて、どっちを選ぶべきか迷っている」という人もいるでしょう。
今回は不動産投資と太陽光発電投資、それぞれのメリットとデメリットを紹介しますので、どちらを選ぶかの参考に役立ててください。
不動産投資と太陽光発電投資それぞれのおもなメリット
ではまず、不動産投資と太陽光発電、それぞれのおもなメリットを挙げていきましょう。
不動産投資のおもなメリット
●空室にさえならなければ毎月一定の家賃収入を得られる
●ローンを借りる際に団体信用生命保険をつけられる
●太陽光発電投資と比べると担保価値が高い分、融資が受けやすい
●投資物件としての役割を終えても、自己の居住用として転用することが可能
太陽光発電投資のおもなメリット
●一定期間(10kW未満なら10年間、10kW以上なら20年間)の売電価格が安定しているという安心感がある
●不動産投資よりも高い利回りが期待できるケースが多い、特に土地付き太陽光発電所なら平均利回りが10%以上を超えるものも見つかりやすい
●不動産投資と比べると管理やメンテナンスが楽
不動産投資と太陽光発電投資それぞれのおもなデメリット
では次に、不動産投資と太陽光発電、それぞれのおもなデメリットを挙げていきましょう。
不動産投資のおもなデメリット
●空室リスクがあり、空室になれば家賃は1円も入らない
●家賃保証の業者を利用する手もあるが利回りはぐっと下がる
●家賃滞納や入居者のトラブルリスクがある
●建物が古くなれば家賃を下げざるを得ないという将来的なリスクがある
●太陽光発電投資と比べると利回りが低くなりがち
●高い利回りが期待できる優良物件が見つかりにくい
●管理が面倒、管理会社に依頼すると管理費がかかる
太陽光発電投資のおもなデメリット
●売電価格自体は一定期間安定しているものの発電量は季節や天候に左右されるので毎月の収入が一定にはならない
●太陽光発電は土地単価が安いところに設置する分、担保価値が低いので融資額も低く抑えられてしまいがち
●固定価格買取期間満了後、新しい売電先と契約したとしても売電価格は固定期間と比べると確実に下落する
●設備・機材の故障リスクがあり、撤去や入れ替えにはそれなりの費用がかかる