「不動産投資のみで生計を立てられたら…」と、考えた経験が一度はある方も少なくないでしょう。
不自由なくたまには贅沢もして、さらに子どもの学費や老後資金も貯めるとなると、月収50万円ほどはほしいところです。
それは決して簡単なことではありませんが、この記事では、不動産投資で月収50万円を得る方法や注意点を解説します。
不動産投資で月収50万円を得る方法とは?
「家賃収入50万円=月収50万円」ではありません。
不動産投資で得られる最終的な手取り額を計算するには、家賃収入から税金や経費、ローンの返済額を差し引く必要があります。
そうすると、融資条件にもよりますが、最終的な手取り額は家賃収入の4分の1程度です。
また、不動産投資に必要な元手(物件価格)は、「目標月収×12か月×4÷物件の利回り」で求められます。
つまり、月収50万円を目標とする場合の元手は、利回り7%の物件では3億4,285万円、利回り10%の物件では2億4,000万円、利回り12%の物件では1億9,999万円となり、2億円~3億5,000万円の物件を購入しなくてはなりません。
一般的な会社員が不動産投資ローンで受けられる融資の上限額は、年収の10倍~15倍程です。
仮に年収1,000万円あったとしても、1億5,000万円程が限界でしょう。
そのため、2億円以上の物件を個人で購入できる方は限られており、大半の方は、自己資金を増やす、より利回りの良い物件を狙う、目標月収を下げるといったような対応が必要です。
不動産投資で月収50万円を目指す!その際の注意点とは?
不動産投資には、家賃滞納が発生するリスクや空き室になるリスク、家賃が下落するリスクや自然災害の被害を受けるリスクなど、さまざまなリスクが付いて回ります。
物件を購入する際は、そういったリスク対策についてもあらかじめ考えておきましょう。
たとえば、空き室や家賃下落のリスクを抑えるには、立地やエリアの需要に合う物件を選ぶことが重要です。
さらに、火災保険や施設賠償保険への加入で自然災害に備えられます。
また、物件購入後は、多くの方が管理業務を管理会社へ委託します。
しかし、なかには募集業務やクレーム対応などをまともにおこなわない会社も存在しているのが現状です。
そういった管理会社を選んでしまうと非常に大変な思いをするはめになるため、管理会社を選ぶ際は、その会社が管理する物件の管理状況を確認するなど、情報収集に努めましょう。