老後の生活に備えて、うまくいくと長期的に安定した収入を得られる不動産投資を始めようとお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
定期的に物件を管理するためには近隣の不動産に投資した方が良さそうに思えますが、実は遠方の不動産に投資することで得られるメリットもあるのです。
ここでは、遠方の不動産に投資するメリット・デメリットについて解説します。
リスクを分散!遠方の不動産に投資するメリット
近隣の不動産だけに絞って探していると物件数も限られますが、遠方までエリアを増やすことによって物件の選択肢が増えます。
不動産投資において、いかに条件の良い物件を購入するかが大切なポイントになるため、遠方のエリアまで視野を広げることで物件の選択肢が増えることは大きなメリットになるでしょう。
また、居住しているエリアとは別のエリアの不動産を購入することで、自然災害など万が一の場合に備えることができます。
同一エリアの物件の場合、同時に被害を受ける可能性が高くなりますが、遠方のエリアの物件の場合はどちらか一方は助かる可能性が高くなります。
将来的に購入する物件数を増やしたい場合は、違ったエリアに物件を保有することでリスクを分散することができます。
これは自然災害だけでなく、不動産価格の下落が起こった場合にも、リスクを分散することに繋がります。
努力次第でなんとかなる!遠方の不動産に投資するデメリット
遠方の不動産の場合、購入時にすぐに足を運ぶことが難しいケースもあり、スピード勝負ができないことがデメリットです。
また、遠方のエリアの場合は普段融資を受けている支店とは別支店から融資を受けることになるため、融資を受けにくいこともあります。
不動産を購入した後も、はじめのうちはなかなかそのエリアの相場感を把握することができずに、家賃設定など苦労することもあるかもしれません。
物件の設備に不具合が発生した場合や、トラブルが起きた際にも対応が遅れ住民の不満が溜まって退去や家賃の値下げ交渉をされることも考えられます。
しかし、こういったデメリットは本人の努力次第で解決できます。
遠方だからと言い訳せずに、できるだけ迅速な対応を心掛けましょう。
また、エリアが分散していると修繕工事を同一業者にまとまって依頼することが難しくなるため、価格交渉がしにくくなることも念頭に入れておくことが大切です。