不動産売却をお考えの方は誰しもが少しでもいい条件で売却したいものですが、物件の「におい」は売却において大きなデメリットとなりうることをご存じでしょうか?
物件の気になるにおいは「水回り」に起因している場合が少なくありません。
今回は不動産売却時にデメリットとなる物件のにおいの中でも特に「水回り」の「におい」に注目し、原因や消臭方法をご紹介したいと思います!
不動産売却におけるデメリットをなくそう!水回りのにおいの原因は?
においのする物件のデメリットとは
においのする物件は、不動産売却においてどんなデメリットがあるのでしょうか。
それはずばり、購入希望者の候補から外れやすくなることです。
せっかく購入希望者が内覧に来ても物件のにおいが原因で契約に至らないといったケースは多々あり、物件自体の価値の低下にもつながりかねません。
水回りのにおいの原因とは
水回りのにおいは次のような原因が挙げられます。
排水口の汚れやぬめり
キッチンや浴室の排水口には油や生ごみのカス、髪の毛やせっけんカスなどさまざまな汚れがこびりついています。
それらが蓄積されぬめりとなり、悪臭を放ちます。
排水トラップの封水が蒸発している
排水口は排水管へとつながり下水に流れますが、排水管内には「排水トラップ」という部分があり、ここに「封水」と呼ばれる水を溜めておくことで蓋の役割をしてにおいや虫が入らないようにしています。
この「封水」が蒸発した場合、悪臭が排水口から漂ってしまいます。
不動産売却でもデメリットとなるにおい!各場所の消臭方法とは
このようなにおいの原因を解決する消臭方法はいくつかあります。
場所ごとに消臭方法を見てみましょう。
排水口の消臭方法
台所用洗剤・浴室用洗剤で洗う
キッチンや浴室の場合はそのまま専用洗剤でゴミ受けやワントラップを洗うと臭いは随分軽減されます。
重曹とクエン酸で洗う
やや強めのぬめりや汚れには、重曹とクエン酸を使用する消臭方法があります。
ゴミ受けに重曹をふりかけ、重曹の半量のクエン酸とお湯をかけて泡立たせ、そのまま5~30分くらい放置してお湯で流します。
消臭効果だけでなく抗菌効果もありますよ。
塩素系漂白剤で取り除く
これらの方法でもにおいが取れない場合は、塩素系漂白剤でぬめりを取り除くといいでしょう。
ただし使用上の注意をよく読み、換気や手・目の保護に気を付けましょう。
排水管の消臭方法
排水管の排水トラップの封水がなくなっている場合は、水を流すだけでにおいを消せる場合がほとんどです。
長期間家を空けたときなどににおいが気になる場合は、まずは水を流してみましょう。