不動産投資を検討しているけれど、ローンの融資をどの程度受けられるのか不安に感じているサラリーマンの方もいるのではないでしょうか。
実は、融資の限度額を決める要素は収入だけではありません。
そこで今回は、サラリーマンが不動産投資のために借り入れられるローンの限度額はいくらくらいなのかについて、そしてローンの借り入れ限度額を増やす方法についてもご紹介していきます。
不動産投資ローンにおけるサラリーマンの融資限度額はいくら?
不動産投資のためにローンを組む場合、基本的に「購入する不動産の収益性」と「申込者の属性」を審査されることになります。
属性とは、その人の社会的背景や経済状況のこと。
属性の種類には「金融資産」「持ち家か賃貸物件か」などがあり、さらに「収入」に関しては勤務先や勤続年数を確認されるほか、生活費や学費などの出費がいくらくらいになるのかを判断する基準として「家族構成」もチェックされます。
それらの属性によっても異なりますが、不動産投資のためのローン借り入れ限度額は「年収の7倍から10倍程度」が目安と考えておきましょう。
ただし、属性の信用度が高い場合や、それまでに不動産投資の実績をあげている方であれば、年収の15倍から20倍ほどまで融資の限度額を上げられるケースもあるようです。
サラリーマンが不動産投資ローンの限度額を増やす方法とは
属性を改善して、限度額を増やす方法もあります。
たとえば、限度額が高額に設定されているクレジットカードを契約しているならば、限度額を下げるか解約しましょう。
たとえ限度額までカードを使用していなくても「将来的に借り入れる可能性がある」として属性が下がってしまうからです。
また、ローン審査では融資を申し込むタイミングで返済中のローンすべてを合算して「返済比率」を算出します。
返済比率とは、収入に対する返済額の割合のこと。
返済比率は融資限度額を左右する重要な要素なので、別の借り入れがある場合は可能な限り返済を済ませておきましょう。
すぐには返済しきれない住宅ローンなどがある場合は、住宅ローンの借り換えが有効な場合もあります。
より低金利のローンに借り換えることで月々の返済額を下げ、属性を改善できる可能性があります。