不動産投資をはじめるにあたり、商品となる物件を購入する必要があります。
不動産の購入には大きなお金が必要になるため、多くの方がローンを組んで購入するでしょう。
そのなかで、返済方法の1つ「元金均等返済」というものがあります。
今回は不動産投資を検討されている方に向け、元金均等返済とはなにか、メリットを含めてお伝えするのでぜひご覧ください。
不動産投資における元金均等返済とは
元金均等返済とは、不動産投資におけるローンの返済方法です。
その名の通り元金を均等に割り振り、返済していく方法で、ローンの残高に応じて利息が上乗せされます。
元金に応じた利息が上乗せされるため、元金の減少とともに利息も減っていくというのが、元金均等返済の特徴といえるでしょう。
その反面、元金均等返済は元金の多い、借り入れたばかりのころに返済額が多くなります。
そのため30代後半から40代以上といった、相応かつ安定した収入のある方に向いている返済方法です。
ただし元金均等返済は利息が少しずつ減っていく仕組みのため、融資する側からしてみると、あまり有利ではありません。
取り扱う金融機関が少ないというところが、デメリットといえます。
不動産投資で元金均等返済を利用するメリットとは
では不動産投資で元金均等返済を利用すると、どのようなメリットが生じるのでしょうか。
将来は返済額が少なくなる
先述した通り、元金均等返済の特徴は元金を均等にし、残高に応じた利息を上乗せしていく返済方法です。
元金が減れば当然利息も減るので、将来的に返済額が少なくなるのがメリットでしょう。
元金が効率的に減っていくので、総支払い金額も、ほかの返済方法に比べると少なくなります。
投資不動産を長期所有する場合にもおすすめ
不動産は築年数の経過とともに、修繕やメンテナンス費用がかかります。
最初より家賃収入も減る可能性があるでしょう。
そのようなとき、元金と利息の支払いが少なければ赤字のリスクを軽減でき、安定した不動産経営を継続できるかもしれません。
資産価値の減少にも対応できる
ローンを早く返済できるので、売却時に資産価値が下がっていてもそれに対応する余力が生まれます。
販売価格が下がったとしても、余裕を持った返済が可能なのが元金均等返済のメリットです。