不動産投資では、一般的に金融機関から融資を受けて資金を調達します。
もちろん借り入れた資金は毎月返済していくわけですが、通常の住宅ローンと同じく繰り上げ返済することが可能。
そこで今回はこれから不動産投資をはじめようとお考えの方に向け、金融機関から借りた資金を繰り上げ返済するメリット・デメリットについてピックアップ!
不動産投資をはじめる前に、ぜひチェックしてみてくださいね。
不動産投資で繰り上げ返済するメリットとは?
不動産投資のために借り入れた資金を繰り上げ返済するメリットは、主に次のようなものが挙げられます。
支払う利息の総額が減らせる
繰り上げ返済によって元金を減らすことで、最終的に支払う利息額を減らせます。
返済期間を前倒しにできる
繰り上げ返済によって「返済期間短縮型」を選択すれば、月々のローン額を減らさず返済期間を短縮できます。
月々のローン返済額を減らせる
繰り上げ返済によって「返済額軽減型」を選択すれば、返済期間はそのまま、月々のローンの負担を減らせます。
金利変動リスクを減らせる
繰り上げ返済によってローンの元金を減らすことで、将来起こり得る金利上昇のリスクを回避しやすくなります。
資産拡大を効率的にすすめられる
不動産投資において物件を複数所有することが、資産拡大の大きなポイント。
繰り上げ返済によってローン完済が早まれば、2件目、3件目と物件を増やして効率的に資産を拡大できます。
不動産投資で繰り上げ返済するデメリットとは?
メリットの多い繰り上げ返済ですが、デメリットもあるので確認しておきましょう。
繰り上げ返済のたびに手数料がかかる
繰り上げ返済するたび、多い場合では数万円の手数料がかかります。
手もとの自己資金が不足する
手もとに残すべき自己資金までも繰り上げ返済に回してしまうと、投資している不動産の経年劣化や天災リスクに対応できなくなる場合もあるので注意が必要です。
新規の不動産投資資金が不足する
多くの自己資金を繰り上げ返済に回してしまった場合、新たに不動産投資して資産を拡大する機会を逃すことになりかねません。