不動産投資の一種としてワンルームマンション投資を始める方法があります。
マンション丸ごと一棟購入すると数千万円から数億円の費用がかかりますが、ワンルームマンション投資は区分投資のため、投資額が比較的少ないのが特徴です。
今回は、ワンルームマンション投資のメリットやデメリット等についてまとめています。
ワンルームマンション投資のメリットとデメリット
ワンルームマンション投資のメリット
●元手が少なくても投資できる
●物件によっては安定した家賃収入が望める
●減価償却できるので節税可能
●相続対策にもなる
前述したようにワンルームマンション投資は区分投資のため、数千万円から数億円もの大きな資金は必要なく、新築ワンルームでも2,000から3,000万円、さらに中古であれば1,000円以下の費用で購入することができます。
人気物件であれば安定した家賃収入が見込め、投資ローンを完済してしまえば資産となり売却することも可能。
ワンルームマンション投資の場合は減価償却費を毎年計上することができるため、節税効果も期待できるのです。
ワンルームマンション投資のデメリット
●年間収支がプラスになるとは限らない
●空室リスクや災害リスクがある
●不動産投資ローンの金利上昇リスク
●いつ売却するかが難しい
ワンルームマンション投資はローンの返済だけではなく、管理費や税金、ローン金利、保険料などさまざまな費用がかかります。
毎月安定した家賃収入があれば良いのですが、空室がでると収支がマイナスになるリスクがあり注意が必要です。
最近は大型台風や大雨などで建物が被害にあうこともありますし、地震が起きれば建物の倒壊などもあり得るため災害リスクも無視できません。
不動産ローンを支払っている間に金利が上昇するリスク、さらに売却するタイミングがわからずにどんどん物件の価値が下がり「売るに売れない」状況になるリスクについても知っておきましょう。
知っておきたいワンルームマンション投資の失敗事由
予測されていた利回りとの差異
地方都市のワンルームマンション投資では、首都圏よりマンション相場が安く、結果的に高い利回りが提示されることがあります。
ところが予測通りの利回りになるかどうかは、実際に入居者を募集してみないとわかりません。
物件が遠くにあると物件確認がしにくく、さらにトラブルが起きた場合、管理業者と契約していないとオーナー自らトラブル解決のために東奔西走することに。
節税効果が期待できなくなることも
建物の減価償却費を毎年計上することで節税効果が得られますが、建物は経年劣化することで修繕費や管理費が上昇し、税金の負担も毎年かかってきます。
減価償却による節税効果よりも維持修繕費や管理費の方が大きくなり、収益をどんどん圧迫することになります。
長期にわたってワンルームマンションを保持するときは、どれだけ経費が増えていくのか事前にシミュレーションしておきましょう。