難易度の高そうな中古マンションの不動産投資ですが、リスクはあるものの、安定性と安全性が高い投資です。
ライフスタイルの変化にともない、中古マンションの需要は上昇しており、中古マンション投資には、さまざまなメリットもあります。
この記事では、中古マンションの不動産投資の概要やそのメリット、注意点について解説します。
中古マンションの選び方についても説明しますので、不動産投資を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
不動産投資 中古マンションの概要について
中古マンションの投資とは、中古マンションを購入して賃貸に出し、賃貸料や売却することによって利益を得ることです。
住み替えをするときに、持ち家のマンションを賃貸に出すことも、中古マンション投資ということになります。
近年、中古マンションの供給数が新築マンションのそれを上回り、中古マンション市場が急成長しています。
そのため、不動産投資においても、新築マンションから中古マンションへ移行していくと考えられており、今注目を集めている投資なのです。
中古マンション投資には、さまざまなメリットや魅力がありますので、みていきましょう。
中古マンション投資の大きなメリットは、利回りが高いことです。
投資で得られる利益には、購入したときと売却するときに発生する差益である「キャピタルゲイン」と、資産を所持していることで定期的に得られる利益である「インカムゲイン」とがありますが、中古マンション投資では、どちらも得られるのが魅力です。
中古マンションの実質利回りは、5%前後が一般的であり、なかには10%を超えるものもあります。
定期預金の利回りが、0.1%程度であることを考えれば、中古マンション投資の利回りがかなり高いことが分かるでしょう。
ほかにも、中古マンション投資にはいろんなメリットがあります。
メリットを挙げると、資産価値が安定しているため、価値が0になることがない、賃料が安定しており、大幅な下落の可能性は低い、毎月安定した家賃収入が得られる、賃貸に出している物件の場合、実際の利回りが把握できる、インフレ耐性が高いといったことがあり、魅力が豊富にあることが理解できます。
不動産投資用の中古マンションの注意点と選び方
メリットがたくさんある中古マンション投資ですが、注意したいこともあります。
購入する中古マンションを選ぶときの注意点は、複数の情報源から得た情報を比較検討することです。
不動産サイトなどを利用して、常に新しい情報が入手できるようにしておきましょう。
投資用の中古マンションは、その選び方も非常に重要です。
郊外や地方の中古マンションは、安い物件や利回りの高い物件が多くありますが、人口が減少していく可能性が高く、賃貸の需要が下がっていくと考えられます。
そのため、利回りだけで中古マンションを選ばずに、人口や入居者が少なくなる傾向にあるエリアの物件は選ばないようにしましょう。
利回りが高くても、6万円以下といった家賃が安い物件も避けた方が無難です。
不動産投資には、賃貸の管理費用や修繕積み立てなどが必要です。
家賃が低いと、ほとんど利益が出なくなってしまうため、注意してください。
また、物件のタイプですが、ファミリー向けよりもワンルームがおすすめです。
ファミリータイプは、空室のリスクが高く、退去すると次の入居者がなかなか見つからないことが多い傾向があります。
一戸の家賃収入が大きいため、収支に影響が出やすいのもファミリータイプのデメリットです。
初心者の場合は、ファミリータイプの物件は避け、ワンルームタイプを選ぶようにしましょう。