不動産投資といえば、区分マンション投資や1棟アパート投資を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
あまり一般的ではありませんが、戸建て投資という選択もあります。
戸建て投資は、マンション投資やアパート投資とは違った特徴やメリットがあり、少しずつ人気が高まってきています。
この記事では、不動産の戸建て投資のメリット、デメリットについて解説します。
不動産投資を検討されている方は、ぜひ戸建て投資も選択肢に入れてみてください。
不動産投資 戸建てのメリットとは?
不動産の戸建て投資には、新築戸建て投資と中古戸建て投資があります。
新築戸建て投資は、投資額が大きく、なかなか利益が得られないため、中古戸建て投資が主流となっています。
戸建て投資のメリットにはどのようなものがあるのか、チェックしていきましょう。
戸建て投資の大きなメリットは、少額からスタートできるということです。
戸建て住宅は規模が小さく、木造であるため、物件の価格が安いものがたくさんあります。
さらに戸建て住宅は、減価償却の面からも物件価格安くなるため、初期投資額を抑えることができ、利回りも高くなりやすい傾向であるのも魅力的なメリットです。
また、戸建て住宅は、リノベーションしやすいというメリットもあります。
入居希望者のニーズに合わせて、外装や間取りを自由にリノベーションすることができるため、入居者が決まりやすいといえるでしょう。
さらに戸建て住宅は、ファミリー向けであることがほとんどです。
戸建て住宅を探しているファミリーは、立地条件よりも、静かな住宅街や子どもの学校が近いことなどを優先している方が多いため、マンションやアパート投資のように、立地条件に左右されることがないのも魅力です。
ファミリー世帯は、入居すると長い期間住み続けることが多く、空室リスクが低くなるのも、戸建て投資のメリットです。
このように戸建て投資には、マンション投資やアパート投資とは異なるさまざまなメリットがあります。
不動産投資 戸建てのデメリットとは?
上記で述べた通り、戸建て投資には、いろんなメリットがありますが、注意したいデメリットもあります。
戸建て投資のデメリットについても、きちんと理解しておくと安心です。
中古住宅の戸建て投資の場合、不動産投資ローンの融資に通りにくいことがあります。
仮に融資が受けられたとしても、法定耐年数の残存期間内に返済しなければならず、木造で耐年数が短い住宅の場合は、返済期間がかなり短くなってしまいます。
築年数20年の中古戸建て住宅の場合だと、返済期間は約2年ほどとなってしまい、ゆとりのある返済計画を立てることは難しいです。
また、築年数の古い中古戸建て住宅の場合は、リノベーションが必要になるケースがありますが、その修繕費用がかさんでしまい、安く物件を購入できても、トータルで見ると負担が大きくなってしまうこともあります。
最後のデメリットは、どの不動産投資にも共通することですが、空室になると、収入がなくなってしまうことです。
1棟アパート投資であれば、複数の戸数があるため、すべてが空き室にならない限り、収入がゼロにはなりませんが、戸建て投資の場合は、ゼロになってしまいます。
そのため空き室になってしまう可能性があることも考慮した上で、無理のない返済計画を立てることがポイントです。