不動産の投資先として近年注目を集めているのが、時間貸しのレンタルスペースです。
レンタルスペースには会議室やパーティールームなど、さまざまな形態があります。
そこで不動産のレンタルスペース投資とはどのような仕組みなのか、メリットや注意点を解説します。
不動産のレンタルスペース投資の仕組みとは
不動産のレンタルスペースとは、オフィスビルの一部などを時間単位で利用者に貸し出す仕組みの投資方法です。
レンタル期間は1時間単位や1日単位などがあり、多様な利用目的に対応できる投資方法としても知られています。
そのなかでも、とくに多い利用方法をご紹介します。
貸し会議室・シェアオフィス
貸し会議室やシェアオフィスは、テレワークの増加により需要が高まっているレンタルスペースです。
インターネット環境や、プリンターなどのAO機器を完備したスペースが好まれます。
個人利用はもちろんのこと、法人のサテライトオフィスとしての利用も見込めます。
撮影スタジオ
撮影スタジオでは、撮影に必要なアイテムや照明設備などが求められます。
このほかさまざまなジャンルの背景や家具・小道具を設置したり、パウダールームなどを完備したりしているレンタルスペースが人気です。
カフェスペース
キッチンと調理器具や食器類などが完備されていれば、カフェスペースとして利用できます。
たとえば平日の夜や週末だけ運営できるカフェスペースなどがあります。
このほかパーティーや、イベントとしての利用が想定されているスペースです。
不動産でレンタルスペースに投資するメリットとは
レンタルスペース投資のメリットとは、少ない初期費用で始められる点です。
また居住用の不動産と異なり、収益は建物の築年数に左右されません。
ユーザーは建物の新しさよりも立地や設備、内装の清潔さなどを重視する傾向にあります。
そのためホームページに掲載する写真は、室内が明るく設備もわかるように撮影するのがポイントです。
注意点
レンタルスペースはほかの投資用不動産と比較して、立地の影響を受けやすい仕組みです。
たとえば会議室などのビジネスユースを想定した物件なら、駅から近い物件が求められます。
パーティールームのようにイベント利用が主体であれば、騒音トラブルにならないような場所を選んでください。
そして時間単位の貸し出しなので、集客がうまくいかないと収入が不安定になりがちなのも注意すべきポイントです。