不動産の投資用の物件には、立地や使用建材などでさまざまな種類があります。
この記事ではそのなかでも、木造の建物についてスポットライトを当てていきましょう。
借り手や投資をおこなう本人の立場に立つことで、さまざまなメリットデメリットが見えてくるはずです。
木造不動産は家賃を下げやすく人気が出やすい投資メリットがある
家や賃貸アパートには、いくつかの建築様式があります。
RC造(鉄筋コンクリート)Sないし鉄骨造、SRC造、そして木造です。
メインの材料が木である木造建築は、施工費用も一番安くすみます。
一例では、RC造りが9,000万円の総工費がかかるのに対し、木造であれば5,000万円ですむといった見解があるほどです。
こうした総工費の安さから、木造の建物には借り手と投資家の双方にメリットがあります。
どのような間取りにするかを考える前に、構造上の観点にも重きを置きましょう。
借り手にとっての木造不動産のメリット:家賃が安い
不動産の家賃は、持ち主が一存で決める訳ではありません。
近隣の相場や、建物の種別、土地そのものの評価額などが加味されています。
木造建築は施工費が安くなるため、家賃も低く設定されやすいのです。
投資家にとっての木造不動産のメリット:引く手数多の人気物件が目指せる
家賃が安いということは、それだけ人気の物件になる可能性を秘めた不動産と言えます。
不動産投資のなかでも賃料を得て利益を得るタイプの投資は、借り手がコンスタントにいなければ意味がありません。
立地も良く住みやすい環境が整っており、家賃も安いとあれば常に部屋を貸せる可能性が高まります。
また、総工費が安いので不動産投資を始める初期費用も安くなるでしょう。
木造不動産の投資は木造ゆえに想定されるデメリットもある
木造の建物はメリットがある反面、木造であるがゆえのデメリットもあります。
借り手にとっての木造不動産のデメリット:生活音が聞こえやすい
木でできた建物は音を伝えやすい性質があります。
住む際は、生活スタイルや家族構成についても一度考えておく必要があるでしょう。
ペットや子どもの年齢が幼い場合、生活音はある程度、寛容になっておく必要があります。
投資家にとっての木造不動産のデメリット:定期的なメンテナンスは必須
木造は木でできているだけあって、耐用年数が低いとされています。
耐火性や、ローンがおりにくいといったデメリットも頭の片隅に置いておいてください。