大学時代に投資家デビューする人は意外に多くいます。
きっかけは「社会勉強のため」とか「親が投資をしているから」などさまざまなようです。
なかでも最近増えてきているのが不動産への投資です。
株式やFXよりリスクが低いと考えられているようですが「学生大家さん」にリスクはないのでしょうか。
大学生ができる不動産投資のプランについて
大学生でも不動産の購入は可能です。
購入不動産を投資物件として運用することも年齢制限があるわけではありません。
問題は資金面でしょうが、大学生でもリスクを押さえて低予算で不動産投資を始める方法はあります。
少額投資が可能なREIT(リート)
不動産物件を小口の証券化しているREITは株式投資と同じく少額から始められる投資方法です。
REITは大勢の投資家の資金によって物件を管理していく仕組みであるため不動産オーナーとして投資物件に関わることはできません。
「学生大家さん」にはなれませんが、学業と並行しておこなうのには都合の良い投資方法と言えるでしょう。
ワンルーム投資
ワンルーム投資とは区分マンション投資とも呼ばれる建物の一室を投資物件にする方法です。
少額で始められることと管理会社に物件の管理を任せることができるのがメリットです。
大きな利益が出ないのはデメリットですが、学業との両立が可能なのでREIT同様に投資家デビューとしては良い方法でしょう。
あえて条件の悪い物件を探して投資する
立地の悪い物件や不整形地物件、狭小物件などはそもそも物件価格が安いので学生でも手持ち資金だけで購入できる可能性があります。
ただし、価格重視で物件を選ぶと利益が出せず失敗するリスクが高くなるので物件選びは慎重にしなければなりません。
少額物件とは言え不動産の勉強は必須ですがアイデア次第ではしっかりと利益を出すことも夢ではないでしょう。
学生が不動産投資を始めるときに押さえておくべきポイント
大学生の場合、物件購入のための融資が受けづらいのは知っておかなければならない事実です。
会社員のように担保できる定期的な収入がないので仕方ないとも言えますが、全く融資が受けられないわけではありません。
おすすめは政策金融公庫の「女性、若者/シニア起業家支援資金(新企業育成貸付)」です。
返済期間が通常の融資に比べて短くなっていることには注意しなければなりませんが、一般に融資を受けづらい人を対象としているので検討する価値はあるでしょう。