不動産投資には多額のお金が必要ですから、融資を受けられないと始めることが難しいでしょう。
まず、どの金融機関を選ぶとよいのか、融資条件を比較して考えてみましょう。
今回は不動産投資を検討されている方に向けて、融資について詳しくご説明します。
不動産投資する際の融資は金利相場や融資条件を比較して検討しよう!
自宅を買うときは住宅ローンを利用できますが、不動産投資用の物件は賃貸に出すものなので利用できません。
そのため、不動産投資ローンを組んで資金を借ります。
住宅ローンよりも、金利が高く審査も厳しいことが特徴で、金融機関ごとに金利相場や融資条件が違います。
ですから、それぞれの特徴を知って自分に合っているものに申し込むことが、審査に通る近道でしょう。
扱っている金融機関は、大きく分けて「都市銀行・地方銀行・信用金庫・ノンバンク・日本政策金融公庫」の5つです。
これらを比較してみると、5つの中で金利相場が低いのは都市銀行です。
平均で約2.5%と言われているところ、1%前後で借りられます。
ただし、その分審査が厳しいので注意しましょう。
個人の収入や勤務先などに加えて、物件についても厳しく審査されます。
都市部にあって路線価が高く、新しい物件でないと、融資を受けることは難しいかもしれません。
地方銀行は1.5%~4.5%と高めですが、銀行によって融資条件が違うため、いろいろなところを検討してみましょう。
また、エリアの条件が合えば、信用金庫もおすすめです。
2%台で借りられますが、融資可能なエリアが決められていますから、該当するところを調べてみましょう。
もし、今までご紹介したところが難しそうなら、ノンバンクも検討してみましょう。
金利相場は2.9%~4.5%と高くなりますが、審査に通りやすいことがメリットです。
さらに、日本政策金融公庫も併せて検討しましょう。
個人の収入や物件の価値などよりも、賃貸経営の事業性を重視していることが特徴です。
ですから、融資を受けられる可能性が上がりますし、固定金利の金利相場も1.2~2%と低めです。
自分での交渉が必要ですから、その点を覚えておきましょう。
不動産投資の融資条件を比較したら低金利で融資を受ける方法も考えよう!
不動産投資ローンの金利相場には幅があり、個人の信用や物件の価値、収益力などによって決まります。
たとえば、アパートよりもマンションのほうが低金利になりやすく、その理由には立地条件のよさや中古市場でも活発に売買されていることなどが挙げられます。
もし経営者などの場合は、付き合いのある銀行に相談することも有効です。
また、投資物件を購入する不動産業者に紹介してもらう方法もおすすめです。
その業者と取引のある金融機関なら、よい条件で融資してもらえる可能性があります。
自分で融資元を探す場合は、低金利の銀行から順番に回ってみましょう。