不動産投資に興味があるけれど、何から始めていいかわからない…という方も多いのではないでしょうか。
そんなとき、不動産投資知識の勉強と並行して進めてもらいたいのが、「不動産投資の目標設定」です。
ここでは、不動産投資における「目標設定」とは何なのかについて、そして、目標設定をすることでどんなメリットがあるのかについてご紹介していきます。
具体的な数字で考えよう!不動産投資における目標設定とは
不動産投資を始める前に考えておきたい「目標設定」とは、不動産投資によってどのくらいの収入を得たいのか、具体的な数字で設定しておくことです。
その方法にはいくつかパターンがあり、「将来的にどの程度の収入を得たいか」(例:退職する20年後までに500万円)を考える場合や、「数年後に年間でどの程度のキャッシュフローを得ていたいか」(例:2年後には年間50万円の収益を上げる)を考える場合など、自分に合った目標設定をする必要があります。
とはいえ、目標設定のゴール地点は違えど、ゴールの数字から逆算して具体的な資金計画を立てていくという道すじは同じです。
節税対策や老後の生活費など、まず「何のために不動産投資をするのか」を明確にし、「そのためにはどの程度の収益が必要なのか」を考えるところから始めてみましょう。
不動産投資をはじめる前に目標設定をするメリット
では、不動産投資を始める際に目標設定をするメリットとはどういったところなのでしょうか。
一番のメリットは、具体的な数字が見えることで何から取りかかるべきなのかが理解でき、モチベーションのアップにもつながるという点。
たとえば1、2年で達成できる年間キャッシュフローの目標額を考えるならば、一般的に年収の半分に設定するのが目安だといわれています。
それを達成するためにはどの程度の自己資金が必要か、金融機関の借入額をいくらにするか、投資物件が何棟必要かなどを逆算していくのです。
もちろん、計算通りに自己資金が用意できるとは限りませんし、金融機関の融資も希望通りの額を受けられるかはわかりません。
しかし、その目標設定に向けて投資の方針を定めていくことはできます。
また、不動産投資を始める前にきっちり目標設定をしておくことは、自分の収入に対して無理のある計画をたてていないか、リスクを見極める機会にもなるのです。