税金対策や資産運用として注目されている不動産投資ですが、上手に運用ができないと支出が大きくなることがあります。
また、利益が出ている良いタイミングで売ってしまいたいと考えている人もいることでしょう。
ここでは、投資用のワンルームにスポットを当てて売却の方法やタイミング、費用などを取り上げます。
投資用ワンルームを売却する方法1:流れと注意点
まずは、投資用のワンルーム物件を売却する流れをおさえておきましょう。
投資用といっても、売却の流れそのものは一般的な不動産と大きな違いはありません。
まずは不動産会社に査定をしてもらい納得ができれば、売却のための活動を始めます。
買い手が見つかったら、価格や引渡し日を交渉します。
両者が納得できたら、売買契約を結び成立です。
最後に清算などをおこない、売却は完了です。
投資用の場合、入居している住民に対してオーナーの変更などを通知します。
強制ではありませんが、住んでいる人にとっては重要なことなので、不動産会社の方法に沿って準備をしましょう。
この方法の中で注意点があります。
まず、複数の不動産会社に見積もりを依頼しましょう。
さらに、買い手を探してくれる仲介と不動産会社が買い取ってくれる場合でも売却額が変わります。
どれが良いのか比較して決めましょう。
投資用ワンルームを売却する方法2:費用
売却をするときに売れる金額ばかり気にしがちですが、費用も発生することを覚えておきましょう。
まずは、不動産会社に支払う手数料です。
取引額によって上限が決められており、200万円以下では取引額×5%、200万円から400万円以下は取引額4%+2万円、それ以上は3%+6万円です。
あくまで上限なので手数料を安くしている不動産会社もあります。
さらに、契約に関わる手続きに使う印紙や手数料も必要です。
また、売却する物件に住んでいた場合には、新居への引越し費用やクリーニング費用も発生します。
さらに売却した後に支払う住民税や所得税も計算しておきましょう。
これらを含めて売却額を決めるようにしましょう。
投資用ワンルームを売却する方法3:タイミング
それでは、投資用のワンルームはいつ売るのがおすすめなのでしょうか。
たとえば、部屋が満室のときや路線価が上昇しているときです。
どちらも物件の価値を上げてくれるので、次の買い手が見つかりやすいというメリットがあります。
また、月々の収支がマイナスになったときや築20年を超えそうなときには、価値が下がって赤字にならないために早めの売却がおすすめとされています。
とはいえ、物件によっても事情は異なるので、信頼できる専門家に相談してみるのがおすすめです。