人口減少を見越しても、「駅近」物件は資産価値が維持しやすいとみられています。
今回は、「駅近」物件は、やはり不動産投資におすすめといえるのか、駅から遠い物件はどうなのかについて、考えていきます。
物件選びの参考として、不動産投資をご検討中の方など、ぜひご覧ください。
理想の「駅近」は何分?入居者心理と不動産投資におすすめのメリット
不動産投資におすすめといわれる「駅近」物件ですが、実は、距離や時間の明確な定義はありません。
しかし、入居者にとっては「駅近」で連想する目安があるようです。
3割以上の人は、「駅近」というと5分以内の立地をイメージします。
理想的な目安のひとつといえるかもしれませんね。
不動産投資をしていると、5分以内をシビアに考えるかもしれません。
しかし、10分以内の物件も、2割以上の人が「駅近」と感じます。
静かな環境と距離感がちょうどいいと、10分以内を好む人も一定数いるのでおすすめといえそうです。
物件によりますが、「駅近」には不動産投資で共通するメリットがあります。
ひとつは「優れた利便性」です。
多くの場合駅周辺は、スーパーなどの商業施設、病院などの公共施設が整っています。
長期入居と安定収入が期待できますね。
人気があるため、「空室リスクが低い」こともメリットです。
空室は、返済だけが続き赤字となるので避けたい事態です。
人気の立地なら入居者探しの苦労や不安も軽減されます。
さらに、資産価値が高いため、値崩れがしにくく、売却もしやすいのも特徴です。
つまり「出口戦略でも有利」であることも、大きなメリットです。
駅近以外にも着目!駅から遠い物件も不動産投資におすすめの理由
おすすめは「駅近」だけなのでしょうか?
好立地だから万全とは限らず、リスク回避するためにも、さまざまな物件に目を向けることも大切です。
新築、中古、構造、一棟や区分などの違いもあります。
地域や立地についても、需要と供給のバランスが大切です。
投資家同士の競争が激しい都心をさけ、駅から遠い物件でも、人気エリアなら検討してみるのもよいでしょう。
また、市場は小さくでも、需要が見逃せないエリアもあります。
たとえば、主要駅から2駅ずれた地域、駅から遠いといった物件でも、競争相手が地主や農家となれば、投資家も勝機を得やすいですね。