手ごろな価格で購入できる中古マンションを購入する不動産投資家は少なくありません。
しかし、中古マンションは将来的に「限界マンション」と呼ばれるような状態になってしまうことがあるため、慎重に検討すべきです。
そうなった場合は不動産投資家としても大きなリスクを抱えてしまうことになるでしょう。
今回は、限界マンションの原因や予防法などを詳しくご紹介します。
不動産投資家必見!「限界マンション」と呼ばれるようになるのはいつから?
限界マンションとは、さまざまな理由から維持管理ができなくなったマンションのことをいいます。
いつから限界マンションと呼ばれるようになるかについては、明確な定義があるわけではありません。
築30~50年を過ぎても大規模修繕や建て替えの計画がなく、明らかにきちんと管理されていないように見えるマンションが、限界マンションと呼ばれることが多いのです。
また、立地条件の悪いマンションは居住者が長く住まない傾向があるため、築年数に関わらず限界マンションに該当してしまうことがあります。
不動産投資家必見!限界マンションになる原因とは?
限界マンションになってしまう原因には、大きく分けて「居住者の高齢化」と「建物の老朽化」があります。
居住者の高齢化が進むと、収入が減少することで修繕積立費の負担が厳しくなる家庭も多いのです。
居住者の死亡が増えれば、それだけ集まる修繕積立費の金額も少なくなってしまいます。
また、高齢に伴って体が不自由になる人も多く、管理組合が機能しなくなることも原因の1つです。
建物の老朽化については、古くてみすぼらしいマンションには入居希望者が集まりにくいため、空室が増えてしまうことにつながります。
不動産投資家必見!限界マンション化の予防法は?
適切なタイミングでマンションの建て替えができるように、早い段階から建て替え費用を積み立てておくとよいでしょう。
長期的な計画を立てて取り組むことで、月々の積立金額を少なくすることが可能です。
居住者の負担が小さくなり、建て替えに反対する人も現れにくいはずです。
また、物件を選ぶ際は立地条件も重視することをおすすめします。
立地条件が良ければ多少築年数が古いマンションでも入居希望者が見つかりやすいため、それだけ修繕費用も集まるはずです。