不動産投資の空室対策として重要なのが、室内の清潔さです。
特に壁は、室内の清潔感と全体的な明るさを決めてくれる重要なポイントです。
クロスの貼り換えは、比較的低コストで物件の印象をがらりと変えられるため、空室対策に悩んでいる方にはおすすめの対策と言えるでしょう。
今回は、不動産投資物件について、壁の色やアクセントクロスなどの工夫についてご紹介します。
不動産投資物件の室内壁にはどんな色のクロスがおすすめ?
ここでは、クロスを貼り換えるべきか、おすすめの色について解説します。
クロスは必ず貼り換えるべき?
クロスは、ふき取りなどの掃除によって綺麗になるのであれば、必ずしも貼り換えをする必要はありません。
ただし、何十年も貼り換えていない場合や和室の砂壁などは、古い印象を与えてしまいかねないため、貼り換えておくことをおすすめします。
クロスは明るい色が好印象
打ちっぱなしコンクリートの壁がある、男性向けのダークカラーを基調としているなどの決まったテイストがない限り、クロスは明るい色がおすすめです。
壁紙は白に近いほど部屋全体の明るさにつながるため、白や白系、ベージュ、生成りなどであれば、明るく清潔感のある印象が出るでしょう。
真っ白いクロスでは汚れが目立ちやすいため、少しくすみがかった白色がおすすめです。
壁をおしゃれにみせるアクセントクロスは不動産投資物件に効果的
部屋の印象を上げる方法として、クロス交換にあわせておすすめしたいのが、「アクセントクロス」です。
アクセントクロスとは、部屋の一部分だけに、アクセントとなるよう柄や色の異なるクロスを貼ることを言います。
コストをかけず、室内全体の印象が大きく変わるアクセントクロスは、クロス選びが客層とマッチしていれば、空室対策に大きな効果を発揮します。
アクセントクロスの色の選び方
●暖色…温かみのある印象、ファミリー層人気
●寒色…落ち着いた雰囲気、リラックス効果もあるので寝室におすすめ
このほかにも、グレーやネイビーなど重みのある色は男性単身者に人気が高い、木目は築年数の長い物件にも馴染みやすいなどといった効果もあります。
アクセントクロスの柄の選び方
●レンガ・タイル…特に白系のカラー、グレーと白目地などは人気が高くおすすめ
●北欧柄…シンプルでありながら色味が入る北欧柄は、幅広い層から人気
このほかにも、マットや石目など、質感にこだわるのもおすすめです。