不動産投資のために物件を購入する場合、物件の細かな条件をよく確認する必要があります。
特に駐車場の有無は、物件の立地や間取り、都市部へのアクセスなど、さまざまな要因によってメリットにもデメリットになるため、注意したいポイントの一つです。
そこで今回は、駐車場なしの不動産投資物件について、そのメリットやデメリット、ない場合の対策方法などについてご紹介します。
駐車場なしの不動産投資用物件は購入すべき?メリットとデメリット
駐車場のあるなしによるメリットとデメリットは、具体的には次のようなさまざまな要因によって異なります。
●一戸建てか集合住宅なのか
●家賃は相場と比べてどうか
●地方なのか都市部なのか
●駅や大学、工場など主要な施設へのアクセスはどうか
●近くに月極駐車場はあるかどうか
一般的には駐車場なしの物件では、その分物件価格が安いというメリットがあります。
そのため、駐車場がない代わりに安い物件は、利回りを重要視して不動産投資をおこなう人にとっては好条件ともいえるでしょう。
ただし、地方や田舎では2台、3台分の駐車場がある物件がほとんどで、都市部郊外では1台分、都市部であっても一戸建て住宅の場合は1台分駐車場があることがほとんど必須の条件になっています。
都市部の密集した住宅地や大学に近い学生向け賃貸などであれば、駐車場なしであってもデメリットは少ないですが、それ以外の場合は大きなデメリットとなってしまいます。
駐車場なしの不動産投資物件でも借り手を探すための方法とは?
駐車場なしの不動産投資物件でも借り手を探すための方法を、2つご紹介しましょう。
近隣に月極駐車場があるかどうか確認する
駐車場なしの場合、希望者は、物件近くに月極駐車場があればこれを利用できます。
普通乗用車を所有する場合、住民票の住所から2㎞以内に駐車場を用意しなければならないため、不動産投資用に駐車場なしの物件を購入する場合は、2㎞以内に月極駐車場があるかどうか確認しておくことをおすすめします。
物件の敷地内にも、近隣にも駐車場がない場合、入居者は普通乗用車を所有すること自体ができなくなってしまうため、注意しましょう。
庭などのスペースをつぶして駐車場を設ける
賃貸物件において、庭は優先度が低く、駐車場がなく庭がある場合には、庭をつぶして駐車場を設ける方法がおすすめです。
庭は定期的な手入れがかかるほか、駐車場があることで入居を希望する層が広がるでしょう。