狭小地とは、おおむね15坪から20坪を下回る敷地のことを指し、地価の高い都市部を中心に多く見受けられます。
土地が狭いため、活用するために工夫がいるケースが多く、住宅の建設のほか投資目的の土地活用においても狭小地は敬遠されやすいです。
そこで今回は、狭小地で投資をする場合のメリットやデメリット、土地活用アイデアなどをご紹介します。
狭小地で不動産投資をおこなうメリットとデメリットは?
狭小地には、次のようなメリットとデメリットがあります。
メリット
●固定資産税が安い
●購入価格や整備などの初期費用が安い
●立地によっては高い収益を得ることも可能
狭小地は面積が狭い分価格や税金が安く済み、また整備費用や手間も抑えられるため、低コストで投資をはじめられます。
さらに繁華街や駅に近い立地であれば、狭小地でも人通りや需要があるため、収益は高く見込めるでしょう。
デメリット
●建築コストがかかる可能性がある
●活用方法によっては収益性が低い
建物を建てる場合、狭小地は面積がないため資材の運搬費用や建築作業そのものに手間がかかり、費用が高くなる可能性があります。
また空き地のまま貸し出す場合、収益性が低くなる可能性があるため、活用方法と建物の有無については慎重に判断することをおすすめします。
狭小地でおこなう不動産投資!土地活用アイデア
狭小地であっても、次のような土地活用をすることが可能です。
建物を建築して貸し出す
●狭小賃貸住宅
●狭小アパート
●レンタルスペースや貸オフィス
●トランクルーム
簡易的な設備の設置をして貸し出す
●各種駐車場
●自動販売機
●コインロッカー
●証明写真機
●コインランドリー
空き地のまま貸し出す
●露店出店スペースレンタル
●レンタル菜園やシェア畑
●資材置き場
狭小地で不動産投資をおこなうときの注意点
狭小地で利益を上げることを目的に投資する場合、収益性との兼ね合いを事前に検討することが重要です。
建物や設備を必要とせず土地のまま貸し出す暫定利用では、初期費用がかからない分収益も低くなりやすいため、注意が必要です。
また、土地には都市計画法に基づいた用途規制があるため、投資して活用できる土地なのか、住宅を建てるほか利用できない土地なのかなど、事前に明らかにしておきましょう。