住まいを少しでも安く手に入れたい、と考えている方は少なくありません。
ただ、現実には住宅物件の価格は高く、なかなか手を出せないものです。
実は、住宅物件を無料で譲渡してもらえる方法があるのですが、ご存じでしょうか。
本記事では、空き家の無償譲渡とはなにか、注意点もあわせて解説しましょう。
空き家の無償譲渡とは
空き家の無償譲渡とは、文字どおり誰も住んでいない物件を、無料で譲渡してもらえることです。
これだけ読むと、少々怪しいと感じた方もいるかもしれません。
世のなかには、タダほど高いものはないという言葉もあるため、警戒してしまうのは仕方のないことでしょう。
誰も住んでいないのは、それなりに理由があります。
住んでいた人が遠方に引っ越した、新しく家を購入したなど、さまざまなケースが考えられます。
手放したいと考えている方もいるので、そのような方が無料で譲渡しているケースがあるのです。
また、自治体が譲渡しているケースもあります。
譲渡してもらうには、持ち主に直接交渉する方法のほか空き物件を扱うサービスの利用が挙げられます。
オンラインで利用でき、気になる物件があれば下見に行って交渉する流れです。
空き家無償譲渡の注意点
空き家無償譲渡には、住まいを無料で入手できるメリットがあります。
ただ、無料で譲渡してもらう場合でも、いくつかの注意点があるので覚えておきましょう。
まず、現在住んでいる家をどうするのか考えなくてはなりません。
持ち家なら売却する、もしくは貸し出すなどの選択肢があります。
また、入手するのは無料であっても、税金は発生するため注意が必要です。
名義変更もして自分の持ち家になったら、固定資産税も納めなくてはなりません。
そのような、ランニングコストにもきちんと目を向けておきましょう。
また、誰も住まなくなった家は、著しく劣化が進む傾向があります。
そのため、住みはじめてすぐに雨漏りしだしたり、床が抜けたりといったことにもなりかねません。
下見をしたとき、あらかじめ劣化具合をきちんとチェックしておくことをおすすめします。
もとの住人が手放したということは、それなりの理由があると考えられます。
訳アリ物件である可能性もあるので、事前にきちんとリサーチをしておきましょう。