不動産投資目的で所有している賃貸物件をオール電化にするかどうか悩んでいるケースは意外と多いです。
賃貸物件をオール電化にすると、オーナー側はどんなメリットが得られるのでしょうか。
今回は不動産投資において賃貸物件をオール電化にすることに注目し、オール電化にすることで得られるメリットと、初期費用やランニングコストについてご紹介したいと思います。
投資用賃貸物件をお持ちの方必見!オール電化にすることのメリットとは
投資用として所有している賃貸物件をオール電化にすることで、オーナーは次のようなメリットを得ることができます。
差別化によって入居者が集まりやすくなる
オール電化の賃貸物件は、入居者にとって安全性、利便性、デザイン性、お手入れのしやすさ、そして光熱費が節約できるといったメリットがたくさんあるため非常に人気があります。
一方で物件の数自体はまだ少ないため、オール電化であることでほかの物件と差別化を図ることができて、大きなアピールとなるため、オーナーにとっては入居者が集まりやすくなるというメリットがあります。
火災リスクを低くすることができる
ガスコンロでは直接火を使うためキッチン周りが原因による火災の危険性が高くなりますが、オール電化の場合はキッチン周りの火災の発生リスクを減らすことができます。
集合住宅において火災リスクが低くなるのは大きなメリットといえます。
賃貸投資で検討したい!ガスからオール電化に変更する際の初期費用や維持費用
ガスコンロやガス給湯器の賃貸物件からオール電化に変更する場合、ある程度の初期費用が必要になります。
メーカーや付帯工事にかかる費用によっても異なりますが、エコキュートとIHクッキングヒーターを導入した場合、1戸あたりだいたい100万円程度かかると言われています。
また、エコキュートやIHクッキングヒーターは不具合が出るケースも多く、その場合の修理費や設備の耐用年数が過ぎれば交換なども検討しなければなりません。
ちなみに種類にもよりますが、一般的なエコキュートを交換する場合は40万円程度、IHクッキングヒーターを交換する場合はビルトインタイプであれば15~20万程度かかるといわれています。